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【報告】国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所とのMOU締結

2024年9月20日、IPJは国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所((理事長:中村祐輔先生)と大阪市内で調印式を開催し、研究連携協定(Memorandum of Understanding: MOU)を締結しました。

今回の協定を通じて、日本をはじめ地球規模の健康増進に役立つ研究と健康寿命の延伸を目指し、以下のとおり連携してまいります。

  1. 医薬品・ワクチン開発を含め両者が関心を持つ分野に関する研究協力や情報交換を行うこと
  2. 上記の目的に沿って、両者が取り組む具体的な研究・事業分野を特定すること
  3. 上記の分野における次世代研究者の育成やイノベーションを生み出すために協力すること

「段々ゲノム学や遺伝学が重要になってきている中で、共通な点も、個々の人種間、個々の民族で違っている点があります。そのようなことをお互い認識しながら、それぞれの国に貢献していく研究ができればと思っていますし、世界に貢献できる研究を両者で協力して実施できるという意義があります。共通の研究を行ってきた仲間として、色々と大きな貢献ができると信じて、今回の協定を結んでおります。」

医薬基盤・健康・栄養研究所 中村祐輔理事長 

「感染症対策のワクチンの安全性や効果おいて、人とよく似た免疫システムを持っている実験用の動物を用いることが一番検証しやすいことがあります。これまでにパスツールは様々なワクチンを開発し、感染症の病因解明や対処法において多くのノウハウがあるため、それを上手く(NIBIOHN様と)組み合わせ、中村理事長の率いる研究グループと一緒に研究させていただくことによって、大きな相乗効果が得られるのではないかと考えております。」

日本パスツール研究所 松田文彦共同代表理事